僕には中学二年生の弟がいます。
そして前回の試験からテスト期間2週間毎日約1時間程勉強の手伝いをしています。
弟に良い点をとってもらいたいという想いもありますが、それ以上に様々な本や論文を読み効果アリとされた研究を元に僕が勉強プログラムを作ったらどのくらい成果が出るのかという実験的側面の方が強いです。
この記事では、今回の勉強プログラムを紹介していきます。
高得点を取るための戦略
今回紹介するのは以下の科学的に正しいと言われている勉強法です。
- 想起学習
- 他人に教えるつもり学習
- 失敗の蓄積
- ワークシャッフル学習法
1つずつ解説していきましょう。
想起学習
よく教科書の大切なところに線を引いたり、ノートや終わったワークを繰り返し見返す勉強法をとっている人をよく見かけます。
しかしこの勉強法は効果がないどころか、科学的には危険な勉強法と言われています。
なぜ危険かというと、何度も繰り返し見返すことにより難しい文章に慣れスラスラ読めるようになり、読めるようになっただけなのに内容理解したという錯覚に陥るだけだからです。
数々の研究で繰り返すだけでは学習効果は上がらなかったことや、蛍光ペンなどで線をひいても、線をひいた位置しか覚えておらずどんな内容に線をひいたかという覚えていなかったということが証明されています。
何度も繰り返し読み返す学習は、わかっていないことがわからなくなってしまうのです。
そこで推奨されるのが「想起学習」です。
簡単に言うととにかくテストをたくさんしよう言うことです。
想起学習に関しては、パレオな男ブログを読むほうがわかりやすいかと思います。
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/11/blog-post_30.html
弟には事あるごとにワークの問題や教科書から問題を出すようにしています。
他人に教えるつもり学習
これは文字通りの意味で「人に教えるつもりで学習する方法」です。
ワシントン大学の研究内容をざっくり紹介すると、
- 他の生徒に教えなければいけないと思いながら勉強するグループ
- このあとテストがあると思いながら勉強するグループ
を比較したところ教えるつもりグループの方が内容をしっかり覚えていたと言うものです。
僕と弟の二人でやる勉強は基本答え合わせをしているので、その時にとにかくいろんな問題や解答を弟に解説してもらっています。
なので弟は普段から僕に解説するつもり、つまり教えるつもりで勉強せざる得ないと言う作戦です。
失敗の蓄積
ざっくり言うと人の脳は失敗を蓄積するための部分があるようです。
なので失敗したと言う経験を蓄積していくとテストの時、蓄積した失敗から答えを導き出せると言う事です。
弟とは丸付けの際、何故間違えたのかと言うことを徹底的に話し合った上で後日正しい答えを書き込むと言う方法でやっています。
ワークシャッフル学習法
簡単に言うとコピーしたワークを全ての教科シャッフルし、一枚ずつやる方法です。
これが前回の定期テストで弟の点数が跳ね上がった1番の要因だと思うのですがこの方法が成果を出せる理由は2つあるので軽く紹介します。
- 交互練習
- ゲーム性の高さ
交互練習というのは様々な種類の練習を混ぜることで、問題の本質や特徴を捉える能力が上がると言われている学習法のことです。
野球のバッターも1種類の球種ずつバッティングする練習をするより、様々な球種が入り混じったピッチングを打つ練習した方が優れたバッターになることがわかっています。
学校や塾の授業は、1つのものに専念して学習するブロック練習と言われています。
交互練習の方が学習効果が高いことは、数々の研究で証明されているようです。
またこの方法のゲーム性が高いなと感じる理由は2つあり、
- 終わったプリントが積み上がっていく
- 次に何の教科が来るかわからない
ということです。
全教科のワーク試験範囲を束にするととても分厚くなりますが、1ページの問題数はそれほど多くないので(強化によりますが)ガンガン進みます。
本と違って、どのくらい進んだか目でわかるので楽しめるようです。
また次に何の教科が来るかわからないというのは、ひたすら同じような問題を繰り返すより楽しいようです。
ゲームのようにワクワクワークを進めることがこの方法のおかげでできています。
まとめ
本当はもっと点数を取るための工夫があるのですが全て紹介できなかったのでパート2を書きます。
参考文献は、色々ありすぎてどれとは言えないのですが、パレオな男ブログと
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です。
前回は、70点以上点数が上がり、もう少しで1桁だったので今回こそ1桁順位をとって欲しいです笑
バイオリン講演奏家 長又 允希