「占い師」のスキルがレッスンで使える理由

尊敬される先生になるためには「占い師」や「メンタリスト」のように生徒の悩み(音楽のこともそれ以外も)を言い当てる必要があると僕は考えます。

相手の心を読んでいるかのように見せるスキルを「リーディング」というのですが、レッスンでも日常でも使えるスキルだと思うので講演奏庫で、ちょくちょく紹介していきたいと思います。

そもそもリーディングとは

僕がリーディングの使い手と言われて1番初めに連想するのは、名探偵シャーロックホームズです。

ある話の中で、突然来た依頼人の仕事や依頼内容を依頼人が語り出す前に言い当てる場面があります。

ホームズの助手ワトソンも「まるで千里眼じゃないか」と驚きました。

するとホームズは「なあに、単純な推理だよ。あくまで観察と科学の賜物さ」と言いました。

ホームズの言葉が「リーディング」の本質を言い当てています。

「リーディング」とは観察と科学と演技力を駆使し、相手の思考や気分を捉える技です。

レッスンでの使用例

次にリーディングがどのようにレッスンで使うことが出来るか紹介していきましょう。

例えばバイオリンのレッスンで生徒がしっかり練習してきて、合格で良いかなと思ったとします。

しかし生徒が「どうしても弾きにくいところがある」「音色がこの部分汚いな」と考えていた場合、僕が「よく頑張った合格」と何も考えずに言ってしまった場合、

  • こんな感じで良いのかと自分に甘くなる。
  • 先生はできてないところわからないんだ。

と思われてしまう可能性があると思います。

逆に小学校低学年や幼稚園生で、もうこの曲飽きたし練習する気にもならないと考えている子に、合格させずに同じものを何度も宿題にだしてもきっと練習してきませんし、無理やり両親に練習するよう言われて練習したとしてもバイオリンが嫌になっていくだけかなと思います。

そこで「リーディング」を用いて、生徒の考えや悩みを引き出しながらレッスンしていくと生徒のやる気も引き出すことが出来る。というのが僕の考えです。

具体的な方法は後日更新予定です。

参考文献はこちらになります。

コールド・リーディング 人の心を一瞬でつかむ技術 / イアン ローランド 【本】価格:2,052円
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かなりオススメの1冊です。

バイオリン講演奏家 長又允希