砂糖の塊

リーディングネタが続きます。

シュガーランプ

シュガーランプ(砂糖の塊)というのは甘い心地よい言葉を投げかける技術です。

リーディングでは相手から情報を引き出すことが大切と前回言いましたが、このシュガーランプを使うと相手からより情報を引き出せるようになります。

実際のリーディングで使う際は、相手のリーディングを受ける才能や態度などをシュガーランプを使って褒めるようです。

占いでのシュガーランプを例として紹介します。

「あなたの心は善良で、人に対して暖かく愛に満ちた接し方をします。何よりあなたの心は開かれていて様々な知恵を受け入れ自分のものとすることができるでしょう。あなたの占いがうまくいく理由の1つはあなた自身の直感力が優れているのかもしれません。私には他の多くの相談者よりあなたから多くのことが伝わって来ます

太字の部分の「心が開かれている」「様々な知恵を受け入れることができる」「あなた自身の〜が優れている」「あなたは他の人と比べて優れている」と言った内容が、相手をリーディングに対して積極的にさせる砂糖なのです。

レッスンでは、もちろん上のようにただひたすら褒めやる気をあげるという使い方ができますが、シュガーランプにはもう1つ使い方があります。

それは強烈な顔面パンチを砂糖まみれにしながら繰り出すという使い方です。

実際にレッスンでの様子を想像しながら例を作ってみます。

「ここまで出来るようになったのに、あと右手の弓の使い方に対する注意だけが足りてない感じがする。左手の音程とか僕以上に丁寧に気をつけているし、姿勢とか他の注意したことはで出来てきてるからあと右手だけなのに。もし右手さえ気をつけられれば、まず音色が良くなり、音程は今かなり良いから楽器が今より全然響くようになると思うよ。弓が足りなくなったりするのも意識するだけで大きく変わると思う。頭でわかっているのは伝わるし。あとちょっと右手にも意識を向けてあげれば自分が弾きたいと思っている音色が出るようになるよ」

即興で考えてみたのですがどうでしょうか?笑

「右手の使い方が雑で音が汚い」という注意を砂糖まみれにしてみました。

砂糖をつけずにストレートに言った場合、

  • もう気をつけている。
  • 左手が大変でそれどころじゃない。

と生徒が思ってしまうことがあるかなと思います。

シュガーランプは、日常的に使えるものだと思うのでぜひ使ってみてください。

バイオリン講演奏家 長又允希