晩年メニューインの音色が深みを増した理由

だいぶブログをサボっていた講演奏家の長又です。

2月はおかげさまでとても忙しくバタバタしていたためブログ更新出来ませんでした。

オンラインレッスン室用の動画を用意しているので楽しみにお待ちください。

メニューインとヨガ

ユーディー・メニューインというバイオリニストをご存知でしょうか?

1916年に生まれた彼は、7歳にしてオーケストラと共演し、13歳の時には彼の演奏に感激したアインシュタインが、楽屋に押し掛け「これで、天国に神がおられることがわかった」と言ったという話で彼がどのくらいすごい演奏家だったのかわかるのではないでしょうか。

是非youtubeにもたくさん動画が上がっているので聴いてみてください。

そんな子どもの頃から神童として活躍し、戦前からアメリカやヨーロッパで活躍したメニューインでしたが、戦争の混乱と最愛の妻を亡くしたことで、心身ともに疲れ果て引退の瀬戸際になった時期がありました。

そんな中ヨガ行者アイアンガーに出会いヨガを行い、心身共に回復したと言われています。

1つ目の動画が1970年、2つ目の動画が1985年ですが音色の違いに気づいてもらえるのではないでしょうか。

2つ目の動画の方が音に深みがあるように感じます。(個人的に2つ目の方が好きです)

この音色の変化がヨガの影響ではないかと言われています。

またメニューイン自身もヨガにより余計な緊張や力みをとることができるとヨガを勧めています。

僕もバイオリンを教えてレッスン代を貰うだけだと生徒の気持ちを忘れそうなので何か習いたいと考えているのですがヨガとか良いかなと思いました。

今度はヨガを科学的観点からみたときどのような効果があるのかということをまとめようと思います。

バイオリン講演奏家長又允希