独り言

独り言

ホームページを数ヶ月ぶりに開いたので、誰かに見てもらうために記事を書くのではなく、自分の考えていることや最近の働き方をだらだら書いてみようと思ったので記事にします。

まず最近は普通の音大卒の音楽家がたくさんこなしているような普通の音楽家の演奏の仕事をあまりやらなくなっていたら、音大時代の知人に会う機会はほとんどなくなりました。

SNSもほぼやらないので死亡説とか出てないかなあと思っていたのですが「長又なら勝手に楽しくやっているでしょう」と高校時代の先生から大学の知人まで口を揃えて言っているという話を聞き、何故そう思われるのか不思議で仕方ありません。

普通の音楽家の演奏家の仕事というのはいわゆるオーケストラだったり、レコーディングだったり「The職業音楽家」っぽい仕事のことです。

じゃあ普通の音楽家の仕事をせずに何をしているのかと言うと、30分とか1時間とかMCもトークも演奏も全部1人でやるみたいな仕事をたくさんやっています。

場所は、ホテルだったり、イベントだったり、自主開催している演奏会だったり…

最近は毎日の勉強とたくさんの演奏機会のおかげで1時間くらいであれば何も準備していなくても、お客さん全員を満足させることが出来る面白いステージを即興で行えるようになりました。

またピアノ伴奏もなしで基本1人なのでフットワーク軽くどこへでも行くことができます。

おかげでコロナウイルスでイベントや演奏会が減っている11月も既に4回お客さんの前でガッツリトーク出来る演奏会を行うことが出来ました。

本当は大きな演奏会を企画し、演奏機会がある度に演奏会の宣伝とチケット販売をすることが理想なのですが、このコロナウイルスが蔓延している世の中で大きな演奏会を企画する勇気はありません。

それだけ今年の3月24日演奏会の中止は私にとって大きな出来事でした。

既に200枚近くチケットを売っていたうえに演奏会の準備に売上を使ってしまっていたので金銭的にも大きな出来事でした笑

その時の返金作業は、人生で大変だった事ランキングTOP10に入るくらい大変でトラウマのようになっています。

額が大変だったということもありますが、それ以上に様々なところでチケットを売っていたため購入していただいた方へ連絡することが1番大変でした。

そもそも大きな演奏会をやるようになった理由の1つに「あまりギャラが払えないけれどお願い出来ませんか?」という演奏依頼を引き受ける為というものがあります。

ギャラが安い仕事でも、自分のチケットをたくさん売ることができれば黒字になるからです。

更に私がいくらチケットを売りたいと思っていても、演奏が面白くないとお客さんはお金を払ってまでチケットを買ってくれません。

必然的に演奏やトークの内容にも力が入ります。

結果的に、安いギャラでめんどくさいはずだった仕事が、チケットの売上でその日の演奏のウケが判断されるので本気を出さざる得ない楽しい仕事になるわけです。

去年1年は、今説明したような形でチケットを売りながら色々なところで演奏する1年でした。

そしてチケットをひたすら売り続けた3月24日の演奏会中止は本当に大変でした(2回目)

なのでコロナウイルスが落ち着くまでは去年のようなチケット販売はする気になりません。

今年は準備と企画の年と決め、色々と新しい技を手に入れたり、計画を練ったりしています。

また無料で場所を貸してくれて、当日券か投げ銭制で演奏会をできる場所をいくつか作り、色々な形式で演奏させていただいています。

川越で換気が良くて、人通りがたくさんあり、演奏しても大丈夫な場所をお持ちの方、是非ご連絡ください笑

あと芸術なりエンターテイメントの仕事は世の中の情勢がダイレクトに関わってくるので、しっかり勉強し続けないといけないなと改めて感じました。

 

仕事以外の事だと、最近音楽家では無い、凄い方々とお会いする機会が多くあり、凄まじく刺激を受けています。

「勉強が出来る」「仕事が出来る」「知識がある」といった能力的なこと以前に人としてのパワーだったり、考え方、行動力などが自分とは比べ物にならないと感じる方々と一緒にイベントを行ったり、食事をしたりして「自分も何かしなければ!」という想いに駆られています。

別に焦っているわけではなく、私は基本他人と何かするのが好きではないのですが、凄い方々と一緒に何かすることが本当に楽しくて「もっと色々な凄い人に会って色々してみたい!」と思ったので、その為には自分が成果なり実績なりを上げなくてはならないなと思っているわけです。

今いくつか計画や企画を進めたりしているので、色々試しながら挑戦していきたいと思います。

タイトル通り本当にただの独り言のつもりで、書いたのでオチも宣伝もありませんが終わります。

長又允希

2019.1.29講演奏会「ゴゴさろん」レポート

1月29日火曜日に、2019年最初のゴゴさろんが終了しました。

内容をこのブログで紹介していきたいと思います。

1部

1部は毎回地元の方を自治会長がゲストに招きワークショップを開きます。

僕は関わっていないのでブログでは割愛します。

2部講演奏会

新年初ということで色々新しいことを取り入れてみました。

  • 録音、撮影の推奨。
  • プロジェクターで楽譜、マインドマップをスクリーンに写す。

の2点です。

どのように新要素を使っていったかは、講演奏会の流れをこれから書いていくのでその中で紹介していきます。

オープニング

本当はスピーカーからiReal Proで伴奏を流しながらJAZZをやろうと考えていたのですが、午前中に演奏した料亭に置いてきてしまい、急遽別の曲を弾くことに…

何が良いか迷ったのですが練習中だった、

ヴュータン(vieuxtemps)作曲 「souvenir d’amerique」

を演奏しました。

どんな曲かというとアルプス一万尺の変奏曲です。

弾いてみて思ったことは激しい曲なので1曲目に弾くと疲れて次に支障が出る可能性があるのでオススメしません。

ただ迫力があるので掴みとしてはよかったと思います。

ゴゴさろん2019の方向性

次に2019年ゴゴさろんをどのようにパワーアップしていくのか計画を少し話しました。

主に、

  • 来てくださった方に得となる話をします。
  • お客さんをプロにします。
  • 録音撮影OKです。

のような話をした覚えがあります。

どこまで何を話したかよく覚えてません。

2曲目

「幸せなら手を叩こう」を即興変奏のような感じで演奏しました。

最近変奏していく練習をしているのですが、なかなか難しいです。

人前で弾く機会があったらどんどんやって慣れていこうと思います。

何故この曲を演奏したかは後ほど説明します。

2000人に調査して判明!幸せな人の特徴

2000人に調査して幸せな人にはいくつか特徴が見つかったという研究を紹介しました。

今回研究紹介の際、僕が普段調べ物をまとめている時に使っている「マインドマップ」をスクリーンに映しながら話しました。

この研究内容を自分なりにまとめたマインドマップ

この研究の話の途中で、

「ブルガリア風の音楽」

を演奏しました。

何故ブルガリア風音楽なのかというと研究の中で、新しいものに触れていくことが幸福には大切という話が出たからです。

拍子感がとても変わっていて面白い曲なので、お客さんにどのような拍子になっているのか解説したところ面白かったいう声を多数頂けました。

またこの研究の話が終わった時には「荒城の月」を演奏しました。

この選曲は僕の趣味です。

人生の満足度と幸福度をあげる方法

次に紹介した研究は人生の満足度と幸福度をあげるためにはどんな方法があるのかという研究です。

この話の中で「今を意識して生きる」という瞑想と重なる部分の話が出たので、

「タイスの瞑想」

を演奏しました。

何度演奏しても喜んでもらえる名曲です。

失恋した時に聴くべき曲は….

「タイスの瞑想」を演奏した後休憩をとり、この日最後の研究紹介をしました。

その研究は失恋した時聴くべきなのは明るい曲、失恋ソングどちらなのかという話です。

この記事を読んで頂ければわかりますが「幸せなら手を叩こう」を演奏したのは明るい気分を落ち着けたい時に聴く曲の例として紹介するためです。

演奏家はいかに音楽を作っているのか

研究紹介の後ゴゴさろんの人気コーナー「演奏家はいかに音楽を作っているのか」を行いました。

普段音楽家が考えている間の取り方や、ビブラートのかけ具合、盛り上がり方などを解説しながら少しずつ演奏していくコーナーです。

また今回はプロジェクターで楽譜を映し、リアルタイムで書き込みなど加えながら解説を行なったところ大好評でした。

愛の悲しみ解説中の実際の写真

今後も2ヶ月に一度くらいこのコーナーを行なっていきたいと思います。

まとめ

新年最初のゴゴさろんだったので、新しいことをいくつか取り組んでみたのですが僕自身行なっていて楽しい講演奏会になりました。

今回の来場者は46人です。

11月が少し参加者少なく、12月のクリスマス無料の時はたくさんの方に来て頂けたので今回はどうなるかドキドキだったので、46人の方に来て頂けたのはよかったです。

また男性客の方が増えてきました。

何がよかったのか分析して次に生かしたいと思います。

来月は、今月より来場者が減るのではないかと予想しています。

何故ならテーマを決めておらず、テーマなしだとどのくらい方に来てもらえるのか実験してみることにしたからです。

来場者数が変わらない→ゴゴさろん自体が人気

減る→テーマが大事になってくる

増える→口コミが広がってきた

ということがわかる実験です。

かなりドキドキの実験結果ですが次回のゴゴさろん終了時に報告します。

今後も工夫していって大きな会にしていきたいと思います。

バイオリン講演奏家長又 允希