バイオリン講演奏家と名乗る理由

こんにちは、ながまたみつき(@mtkVngmt)です。

講演奏家という僕の作った肩書きを紹介します。

講演奏家とは?

このブログを見てくださった方がまず最初に思うのは、

講演奏家って何だろう?

だと思います。
簡単に説明すると「講演奏会」を行う人のことです。「講演奏会」については、最初の記事をぜひ読んでください。

ご紹介します長又允希の演奏活動2018https://mtkvngmt.com/archives/17https://mtkvngmt.com/archives/17

「講演奏会」「講演奏家」どちらも聞き慣れない言葉だと思います。


それもそのはず僕が作った言葉だからです。(講演奏家と検索しても引っかからなかったので間違いないと思います..)

何故講演奏家と名乗り始めたかというと「ゴゴさろん」で毎月講演奏会を行っているうちに

  • 本や論文を読む量が圧倒的に増えた。
  • 知識が蓄積され、特にトークの内容を考えなくても1時間くらい講演奏会が出来るように。

という僕自身に2つの変化が起こりました。


1つずつ解説して行きたいと思います。

読書について

まず本についてですが、読むジャンルが大きく変わりました。

昔から小説や漫画を読むのが好きで、普通の人より本は読む方だったと思います。

講演奏会で話す内容を集めるためには、やはり本を読むべきだ。

と考え、購入した本が、

ドビュッシーはワインを美味にするか? 音楽の心理学 [ ジョン・パウエル ]
価格:2,160円
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感想(0件)


という本です。

講演奏家として活動に1番大きな影響を与えた1冊を選ぶとしたら間違いなくこの本だと思います。

詳しい本の紹介はまた後日投稿したいと思いますが、

  • 音楽で味覚が変わるのか
  • 人が音楽で感動する仕組みと理由
  • BGMの効果
  • 聴こえているものは、嘘だらけ
  • 音楽に才能があるのか
  • 最初に習うべき理想の先生、プロを目指す時習うべき先生

のようなことが科学的根拠となる実験や研究と共にしっかり書いてあります。


この本に書いてある内容は多くの感動と驚きを与えてくれましたが、
「自分が奏者としても講師としても、知っているのと知らないのでは大きな差がでる研究を全く知らなかった」
ということがショックでした。

そこからの僕は、音楽に限らず様々な分野の研究や論文を読み漁り始めました。

本から得た内容を講演奏会やレッスンで活かし、そこで得た収入で本を買うというサイクルの始まりです。

まだまだ読みたいけれども、買えていない本もたくさんあるので今後もたくさんの本を買えるよう頑張りたいと思います。

何故準備をせずに話を出来るようになったか

2つめの変化「準備しなくても1時間くらいであれば講演奏会が出来るようになった」というのは、講演奏家と名乗る最も大きな理由です。

もし僕が記憶力がよいのであれば、本を読むだけで話のネタも増えるので、準備しなくても喋れるようになることは普通のことだと思います。


しかし僕は記憶力も良い方ではないですし、台本の丸暗記や単語テスト等は大の苦手でした。


では何故、準備もせずにその場で色々な話を出来るようになったかというと秘密は講演奏会の仕組みあります。

講演奏会が、記憶定着に繋がる秘密

効果的な勉強方法というのは何かというのは昔から研究されていて、効果的とされている方法の1つに、「他人に教えようと思いながら勉強する」という方法があります。


この方法は、アメリカ教育研究ジャーナルに載っている1982年のメタ分析(精度の高い研究方法)で効果的とされており、2014年にワシントン大学もこの方法を推奨する論文を発表しています。

何故この方法が効果的なのかということも、シンガポール国立大学の2018年の研究で答えが出ていて、「他人を教える為には、自分の記憶の中から検索する必要がある。よって教えることは「検索学習」の側面を持つため効果的な勉強方法になり得るのだろう」とのことです。

検索学習とは最強の勉強法とされている1つです。

詳しくは、勉強についての研究等まとめた記事を作成するつもりなのでそこで解説します。

その他にも自分の言葉に置き換えたり、比喩を使って説明することで記憶の定着の繋がるという研究もあります。


何故準備しなくても色々と話せるのかという話に戻りましょう。

毎月講演奏会が行われている「ゴゴさろん」の特徴に普段音楽をあまり聴かない方が多いというものがあります。


なので、音楽の話などをする際は例え話等を用いて、丁寧に1から説明してきました。


読んでる方はめんどくさそうと思うかも知れませんが、これこそ僕がいつどこでもパッとトーク付き演奏会「講演奏会」を行えるようになった理由だと思います。

誰が聞いてもわかる説明が出来るように本を読み、例え話等交えながら丁寧に人前で話すと言うことは僕自身のスキルアップに大きく役立ったなとこの記事を書きながら改めて思いました。


このブログに投稿することも、記憶の定着に繋がっていると思うので、更新すればするほど使える知識が増えていくと思うのでコツコツ更新頑張ります。

他にも読書の仕方や、Twitterの下書きを利用した暗記術等利用していますが、そういった方法はいつかまた記事にします。

まとめ

本、論文の読む量が増え、内容を吟味し毎月講演奏会を行なっているうちに、準備しなくても話せるようになったので「講演奏家」として活動し様々な場所で「講演奏会」を開こう。

と考え、色々な場所で講演奏させて頂いていることが「講演奏家」と名乗る理由になります。


次回はブログをどんな風に使っていくのかということを記事にしたいと思っています。

バイオリン講演奏家 長又 允希

ご紹介します、長又允希の演奏活動2018

2018年12月31日、23歳の誕生日を迎えました。
記念すべきブログの初投稿は、2018年3月に東京音楽大学を卒業してからの9ヶ月を紹介します。

バイオリン講師として

バイオリン講師としての活動は、個人の生徒が10人程増えたり、幼稚園やカルチャーセンターで集団レッスンという新しい挑戦をさせて頂いたり、以前から手伝っていた川越ジュニアオーケストラ講師に正式にして頂いたり、とても充実したものとなりました。

演奏活動

演奏活動は個人の活動が多くなり、桜の花びら舞う神社、洋服屋さん、紀伊國屋書店、ららぽーと富士見、プリンスホテル、幼稚園と言った呼んで貰えなければなかなか弾く事が出来ない場所で演奏させて頂けたのはとても良い経験となりました。


また障害を持った子どものデイサービスを行なっている施設で毎週演奏させて頂いているのですが、その日いる子によって皆の反応がガラッと変わってくるので、曲目やアレンジ、楽器体験をさせてあげるタイミング等考えながら演奏しています。
すごく素直に良いも悪いも反応してくれるのでとても楽しい上に勉強になっています。

ゴゴさろん

生活自体が大きく変わったのは、夏頃からでした。
地元川越で毎月ワンコインコンサート「ゴゴさろん」が9月から始まる事が決まったからです。

「ゴゴさろん」とは、地域の集いの場として何かを始めたいと考えていた自治会長に声をかけ始まった演奏会です。
普通の演奏会と大きく違う点は、

演奏会の半分くらい僕がペラペラ喋っている

と言う点です。
何故そのような演奏会になったのか説明します。


「ゴゴさろん」を始めるにあたって最初に考えたのは、どうしたら毎月来てもらえるのかという点でした。
バイオリンというのは、音大にいると忘れがちなのですが普通に生活しているとなかなか聴く機会がない楽器です。

なので、年に1度地元で演奏会を開く分には一般の方も物珍しさに来てくれます。
実際に、お花見会での演奏の際は例年の倍近く参加者が来てくださいました。


しかし毎月演奏会を開くとなると、希少性が薄まりどんどんお客様が減っていくことは目に見えていました。


そこで考えたのが、

音楽にまつわる研究や、生活に役立つ研究を講演のように紹介する演奏会

でした。そしてこの講演+演奏会を

「講演奏会」

と名付けました。


結果からいうと「講演奏会」は好評で「ゴゴさろん」には毎回40-50人程お客様が来てくださり、半分以上の方が毎月足を運んでくださっています。


4月からは「ゴゴさろん町内巡業ver」も決定していてさらに多くの方に楽しんでいただけるよう色々と考えています。

「講演奏会」を始めたことによる僕自身の大きな変化に関しては、下記の記事をぜひ読んでください。

講演奏家とは?
https://mtkvngmt.com/archives/51

また何故ブログを始めたかと、どんな内容を投稿していくのかも近日公開予定です。
https://

2019年は、このブログを始めSNS等活用していく1年にして行きたいと思うので、よろしくお願いします。

バイオリン講演奏家 長又 允希